2019年09月25日

日本の美にふれる

京都市東山区、華やかな花見小路通りにある建仁寺の本坊大書院で、大塚オーミ陶業様の 陶板作品の展示の仕事をさせていただきました。

 

今回の展示は俵屋宗達作の国宝「風神雷神図屏風」と尾形光琳作の重要文化財「風神雷神図屏風」、 の2作品を、美しい庭を前に比べ観るという大胆な企画。 これに、酒井抱一作の重要文化財「夏秋草図屏風」と加山又造作の「おぼろ」を加えた豪華4作品を 幅20m以上ある大書院の畳の上に展示したのですが、その様子は大変贅沢で壮観な眺めでした。

そもそもこれら陶板画は、世界の数々の名画を原寸大の陶板で再現されている大塚オーミ陶業様の 特殊な技術が活かされており、日本画の顔料の質感、金箔の箔足の雰囲気など、日本画の繊細なタッチまで 忠実に再現されていて、とても陶板で出来ているとは思えないものです。

今回は、製作から施工まで大変緊張感を伴う仕事でしたが、建仁寺の庭や日本美術の美しさを 多くの方に感じていただき、また自分もその美しさに触れる事ができました。 このような大事な仕事をさせていただけた事に感謝すると同時に、 この仕事への誇りと楽しさを再確認させていただきました。

※私の報告が遅くなってしまったので、本展覧会は終了しています。ごめんなさい。

大塚オーミ陶業 https://www.ohmi.co.jp/

大塚国際美術館 https://o-museum.or.jp/

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